| 僕はキャバククラ師匠のもとに行くと、ガックリと膝をついて言いました。師匠……教えてください。一体、ナニを聞けば人気を引きだせるでしょうか? すると師匠は昆布茶をすすりながら言うのです。 |
「うん? 乳頭の色は!? とかがイイんじゃないか。俺なら読むぞ」。 |
| なんてエニタイム・エニプレイスなオヤジ発言。そんな蛮行が許されるわけナイじゃないですか。僕が海に沈みます。 |
「まあ落ち着きなさい。一つ聞こう。これは誰のための取材かの。オヤジか? 若者か?」 |
| 若者です。ファイトイッパツ、グジュピチしている若者どものためです。 |
「そうであろう。若者は血気盛んじゃからの。良いところを見せようとしたり、カッコつけたり、つい剛球を投げ過ぎるものなのじゃ。中日の朝倉を見ろ。150Kのストレートがシバキ返されておる。カモじゃ。阪神のカモなのじゃ」 |
| でも、130K投げたんじゃもっと打たれるじゃないですか……。 |
「青いのう。人生も野球も駆け引きが大事じゃ。内角ギリギリに差し込むゆるい球にはバッターはつい手が出るが、芯で打てばファウルじゃ。これぞ最高の技術。すなわち勝利の法則じゃ」 |
| な、なるほど。なんとなくわかるような気がします。 |
「よいか、緩急こそ大事。キャバ嬢とのトークも同じじゃぞ。まして相手がナンバーワンなら、バリー・ボンズじゃ。モンスターに投げるド真ん中の150k、そんなもんピンポン球以下、腰でスタンドまで運ばれるのじゃ、ぺっ。そこんところを読者に教えるのが勤めではないかと思うがの」 |
| さすが師匠、含蓄のあるお言葉ですな。それで、心構えはわかったので、そろそろ具体的な質問内容を教えていただきたいと……。 |
「うん? 乳頭の色は!? とかがいいんじゃないか。俺なら読むぞ」。 |
| ……もういいです。自分で考えます。 |
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