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にしヤンがいく!夜の突撃体験談
夜のネオンが目つぶしのようにキラキラする師走のある夜。浮かれた世間から隔離されて仕事をする私、にしヤンに、またしても上司が近寄ってきて言うのです。「その仕事、もういいから。あのな、
夜の街にはホストっていうオンナをたぶらかす悪い奴がいるらしい。
どんくらい悪いか、いまからレポートしてきて
」 し、しかしですね、御大、
ボクは男ですけど?
「そう思ってな、
銀角を残しておいた
。まだ何も言ってないから。事情はオマエから説明してな。彼女の邪悪なパワーをどうイカすのかはオマエ次第だ。じゃ!」 ちょ、ちょっと待ってくださーい! 「何があってもまあ、野良犬にでも咬まれたと思えばいいじゃないか、わ、わは、わはは、わははははははは」 御大はスタタンスタタン、タップを踏みながら浮かれた師走の街に消えていったのです。どうするにしヤン。にしヤン、ぴーんち!
師走某日
うちの編集部には怖い女性編集者が二人いて、
裏ネームを金角・銀角
(本人には秘密)
と名付けられております。日頃から
男子社員の奥歯ならしたり乳首結んだりしておられます
。その銀角さんとホストクラブ。粗相があっては店からも銀角からも怒られる……。もう必死です。そっこーパソコンにガブリ寄って調べましたところ、ほ、ほう。ホストクラブにも色々あるんですな。
まず、値段。これは店によってずいぶんバラつきがあって、テーブルチャージが3000円の店もあれば1万円の店もある。
ソフトドリンクで2万円程度が一般的な料金の目安
だけど、シャンパンやらドンペリあけると
数十万円になることも!
さらに名称も『ボーイズバー』『サパークラブ』『メンパブ』など色々ある。
ホストの低年齢化
もすすんでいるらしい。
背中の威圧感
に振り返ると
銀角さん
(同期)
仁王立ち
。あの、これからボクとホ、ホストクラブに行こう、いや、行きましょう、もとい、行ってください。
「ホスト? カーッ。ペッ」
そんなこと言わずに、ね。ホストクラブってスゴイみたいですよ、イイ男が光より速くヒットする。決めましょう。
ノルマンディ上陸作戦みたく、
見事決めてみせましょう。
「イイ男ってどんなだ?
もしかしてコレか?
」
ボクのアゴをしゃくり上げる
銀角さん。「見るとこ、どこもなし。終わり。というか、なんか喉越しが悪いなあ」悪態をタレられつつも、条件反射で鼻がバフっとなりました。「
どうせグレートカブキみたいなロンゲの男
がいるんでしょ」 さあ? なんせ未経験。上田馬の介かもしれないなあ……。
潜入先に選んだのは六本木の『プレイヤーズ クラブ ディオス』。あの
カリスマホストの零士さん
が作った店。接客は若いコ中心、芸能界を目指すような男前が揃ってるらしい。
料金はキャバクラ方式。時間制でハウスボトルなら1本サービス。
近ごろは安価なホストクラブが増えてきたとはいえ、ここまで料金システムを明確にしてくれる店は少ない。
いよいよ突入だ。エレベーターを降りると、即座にお出迎えが。「いらっしゃいませ」 軽く頭を下げるのは、
男でも惚れるよなイイ男
。ふと横を見ると、すっかり
顔がドロボーになった銀角
さん。「にしヤンさん。ここからはワタクシひとりでよろしくてよ」 普段は「あーっし」と発音している銀角さんが、ワ、ワタクシ!?
−−−いきなり
新妻のような恥らいの笑顔
に豹変して、お出迎えのメンズに付き添われて店内に消えていく銀角さん。おーい。いつものバーリトゥード戦法はどうしたー!
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