そういった番組って、必ずといっていいほどホストをひとつの社会悪として取り上げますよね。
「そうなんですよねぇ。それね、実際に取材を受けたホストに話を聞いたんですけど、笑っちゃうんですよ」
「女性客の許可を『顔にモザイクを入れるから』ってことで取って、カメラが回りだしたらしいんですけど、ディレクターかなんかが『すいません、手を握ってもらえますか?』って言うから『あ、いいですよ』って手を握ったらしいんですよ。そしたらね、実際放送された番組を見るとテロップとナレーションの2段攻撃で『こうして、ホストは女を騙す』って」
「こりゃ酷いなぁですよ。それでそのホストも『まいったなぁ』って(苦笑)。とにかくああいった番組ってそうとう演出されてますよ」
不夜城で毎晩繰り広げられる酒池肉林の宴!ってなみたいに放送されますもんね。
「言っちゃえばね、ボクだって目の前で200万円のボトルが開くのを見たことはありますけど、テレビなんかだと何百万のボトルが毎晩のようにバッカバッカ開いちゃうのが当たり前みたいな感じでやってますけど、全然そんなことはないんですよ」
「(マジックハンドをガチャガチャしながら)そんなに世の中甘くないですよぉぉぉぉ!」
「そんな嘘ばっかのテレビとかを見てね、地方から野望だかなんだかを抱いて来るホスト志望の子たちがたくさんいますけど、そんな甘いもんじゃないんですよ」
なんですかね、社会悪みたいな感じで伝えられてしまう理由ってのは?
「うーん、やっぱりね、ホストはホストで社会に貢献していると思うんですけど、その部分が、その輪郭がまったく見えないからじゃないですかね。ホストってほぼヒモと同義語みたいになっちゃってる部分もあるんで、しょうがないですよね」
でも、女性の水商売はまったくもって市民権を獲得してますよね。
「一部分を除いてはそうですよね。例えばね、一般的なサラリーマンが水商売でお金を使ってることはそれほど悪だとは見られないんですけど、女性たちから金を搾り取っているようなイメージがホストには確実にあるし、ホストがその対価にどれだけのサービスをおこなってるかってのがまったく見えないからじゃないですかね」
それが一般の方に見えないことには、妬まれる部分も多少はあるでしょうし。
「そうですね、妬まれているってこともありますね。自分がとあるキャバクラ嬢に熱を上げてお金を使ってるのに、そのキャバクラ嬢がホストにお金を使ってるってことになるとねぇ」
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