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HOME > マガジントップ > インタビュートップ > 山田五郎 「酒場で男同士のムダ話。これ、ボクの原動力です。」
夜遊びの達人に聞く:山田五郎
かつてお尻評論家として脚光を浴びたりして、日ごろテレビでお見かけする山田五郎さんは、けっこう柔らか目の印象。でも、大手出版社・講談社の雑誌編集者としても活躍する立派な社会人だったりもするわけで、実際お話を伺ってみれば、その柔らかな口調からでる発言は、かなりバンカラで硬派な内容。IT時代に生きる若者に向けて、「若人よ、酒場で朝までとことんムダ話をしろ!」というカツまで入った。

─はじめて飲みに行かれたのは、いつごろでした?
●やっぱり学生のときですね。70年代の後半です。

─どんなところで飲んでいたんですか。
●もう、普通の居酒屋。中央線沿線の小汚いお店とかによく行きましたねえ。米の計量カップでトリスウヰスキーがでてきて、500円もあればずっと飲んでられるようなところ。あとは仲間の部屋とかかな。やっぱり安いウイスキーのでっかい瓶の奴なんかをもちこんで、みんなで吐くまで飲んでましたね。

─吐くまで……
●ええ、量はともかく、安酒をチャンポンかつハイペースで飲むわけですから、そりゃ吐きますわね(笑)。ボクら実際はそんなに貧しかったわけじゃないんですよ、多分。でも当時は貧乏であることがエラいっていう感覚が周りにあって、酒は安酒しか飲んじゃいけなかった。学生が高い酒を飲むなんて沽券にかかわる行為だった。

─いまは、いいお酒を飲まれてるわけでしょ。
●やっぱりウイスキーが好きで、たまにシングルモルトのマカラン12年とか、バーボンならブラントンあたりを飲みますけどね。でも、学生時代のトラウマかなんか知らないけれど、ものすごい贅沢をしているような気になりますよ。

─山田さんは、お酒にもこだわりをおもちかと思ったんですけど。
●酒の味なんて、2〜3杯目以降は酔って同じに思えちゃう。そもそも酒の味だけを純粋に楽しんでいるっていう人って、そんなにいないと思いますよ。酒は酔ってみんなとワイワイやるのが楽しいわけで……、そんな、なにも利き酒師じゃないんだからさあ(笑)。



山田五郎
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