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どこがイイんだ!?大人気ショボイ店の攻略編
CONTENTS
そこはショボ系飲み屋の象徴
新宿ゴールデン街編

スラムのような飲み屋街がもう40年近く続いている。
狭い汚い。愛想ナシ。安酒。猥雑な飲み屋の代表的存在である新宿のゴールデン街。
ここでの飲みかたこそ、ショボ系飲み屋の究極かもしれない。

■ゴールデン街とは ゴールデン街
戦後、娼婦2000人を擁する新宿最大の青線(非合法の売春地帯。赤線は合法だった)時代を築いたのがこの界隈。昭和33年の売春防止法によって飲み屋街としてスタートした。その後、60年代後半からは学生運動の波とともに文化人の溜り場として発展。直木賞作家を排出した飲み屋街として、一躍注目を浴びた。ちなみにゴールデン街の有名人は中上健次、佐木隆三、野坂昭如、唐十郎など。現在も小さな飲み屋がひしめいている。

■初めての店に入るときは、勇気をもって元気よく ■大勢でおしかけるな
一見さんお断りの店もあるので、ゴールデン街を知っている人に連れていってもらうのが一番。ひとりで挑戦するなら、片っ端からドアを開けてみるのもテだ。カウンターだけか、あっても小さなテーブル程度の狭い店がほとんどなので、一目で全貌がわかる。ゴールデン街は常連客がほとんどで、顔見知りとなってこそ楽しく飲める場所。自分にあった雰囲気の店を選ぶのは重要なのだ。 チェーンの居酒屋に行くノリで大勢でいってはいけない。ゴールデン街では店中で大騒ぎはしても、他の客が迷惑するような仲間うちだけ盛り上がりは許されない。イヤな客には平気で出入り禁止を宣告する。他の客やマスター、ママとの会話を存分に楽しむための場所なのだ。これがゴールデン街の仁義。大勢で押し掛けず、せいぜい2、3人まででいこう。

■どんな内容でもいいので、会話を楽しめ
ゴールデン街は酒を飲みながら会話をする場所である。映画の話、文学の話、芝居の話、タレントの話、アイドルの話、なんでもいい。店にくる連中は編集者、絵描き、学者、映画関係者、もの書きなど。職種も肩書も多彩だが、共通項は議論好きのこ面倒くせーヤツらだということ。彼らの議論におじ気付く必要はない。酒のつまみに、適当なことを話しているだけなのだから。
■客は大事にされない。ふんぞりかえるな
ゴールデン街では客は偉くない。込んでないのに、酒を注文するどころか、灰皿がでてくるのすら30分かかることもある。俺は客なのに! などとふんぞりかえると、ママに追い出される。他の客に喧嘩を売られる。ゴールデン街と客の関係は濃い。“なあなあ感”が魅力であり、裏返せばものすごいルーズである。常連になって打ち解ければこのうえなく居心地の良い場所になる。
ゴールデン街のお店

■ゴールデン街は安心して飲める場所ではない ■オンナを口説くには効率の悪い場所である
安酒をあおり文学談議。おっさんなのにハードボイルド。筋金入りの酔っ払い。大したバカ者がウヨウヨいるので、オアシスなんかでは決してない。特に終電が終わってからは胡散臭さが増す。絡まれたり、酔っ払い同士の殴り合いなども発生するので、元気じゃないときは行かないほうがイイ。まともじゃない人間を優しく受け入れているからゴールデン街は面白いのだ。 ゴールデン街にも20代〜30代の女性客はいる。しかも1人で飲んでいたりする。が、口説くのは難しい。彼女たちは仕事を持ち、一過言あるタイプばかり。語りが基本のゴールデン街だから接触はたやすいが、話の内容で感心されるし、バカにもされる。エッチの対象と見るには敷居が高い。直接的なエッチさを求めるなら、歌舞伎町で飲んだほうがずっといい。
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