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| ■料理はあっさりさっぱり味 |
■素っ気ないからこそ野生の太鼓が鳴り始める |
| たとえ調理する店のオヤジが油デブであっても、料理はあっさり味が基本だ。大手居酒屋とはひと味違う家庭的な味つけで、メニューも豊富。青山や麻布あたりの創作料理系飲み屋でありがちな、ケツが割れるような悪趣味なお通しがでてくることもない。あくまでリーマンに優しい。どんなに疲労コンパイしていても店の前にくるとリザーブの動力が動き始めるのは、このためである。 |
オシャレは疲れたリーマンの敵です。簡素で装飾がない店内でこそ、ドンドコドコドコ、ドンドコドコドコ、心の中の野生の太鼓が響き渡ります。極めつけはビールにつまみがついた格安・割安の『晩酌セット』。これがマックのハッピーセットに毛が生えたくらいの値段だったりする。安価で美味い。今夜もオヤジグルーヴに火がつきます。 |
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| ■オヤジが馬ぐそのようにニュルニュル釣れる場所 |
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| こ洒落た小料理屋と違い、リーマンがネクタイをゆるめて、安心して愚痴を言える場所。店は10割りがたオヤジで埋め尽くされており、げっはーとゲップをしてもガソリン入れ過ぎても全然平気。完全無礼講です。ちょっとマスターお酒をちょうだい。すべてを忘れさせてくれる強いお酒をちょうだい〜〜。人生七転び八転び。こんなオヤジにも店は優しい。 |
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| ■オヤジと肉体関係になる |
■オババもラブリー。いらい倒すとイイ味してきます |
| 店のオヤジは寡黙であることが多いようですが、代わりに泥酔した他のオヤジ客に歓迎されてしまいます。いまどきなら松井のヤンキース入りあたりが旬な話題。唾を飛ばして話しまくるので、お皿のおでんもイイ味してきます。もはやちょっとした肉体関係。これが楽しめないひ弱な人はいくべきではありません。オヤジをひいひいゆわせて楽しむ。濃ゆい空間である。 |
飲み屋はママが仕切っていることもあります。どう欲目に見ても普通のオババですが、常連客たちはママに最上級の惚れかたさー、ぞっこん!です。が、脳が化膿しているワケではありません。ママはどんな愚痴も聞いてくれる笑顔の殺し屋。さらにオクラホマ州の濡れたTシャツコンテストくらいバカバカしい色っぽさを持っていたりします。飲み屋のママは世界一のラブリー。あなどれません。 |
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| ■ピンチは必ずくる。味方はお酒です |
■ショボイ飲み屋ではサバをよみましょう |
| 周り中オヤジだらけなので、油断は禁物です。夜のマラドーナたちは頭が割れるようなオヤジギャグを飛ばしあいます。が、ひるんだら負け。めんちきってもいけません。ここは天国に一番ちかい場所。ピンチになったらお酒をたくさん飲んで自分をわからなくするといいでしょう。わきをえぐり込むように、飲むべし!飲むべし! ですが、酒は酔ったモン勝ち、ゲロ吐いたモンの負けです。お忘れなきよう。 |
俺、いま50億円の仕事してるの、みたいな話でバットを大振りしているオヤジもいますが、いいんです。なんですとーっなどと、間に受けてはいけません。好きなだけ言わせてあげましょう。この手の店ではサバをよむのは普通です。飲んでいるあいだは誰がヒーローになってもいい。すべて自己申告。こちらも油の乗ったサバをよみ返しましょう。 |